地域ブランドをさまざまなランキングで発表します。
では、消費者が選ぶ人気の地域ブランドとはどんなものがあるのでしょうか。やはり、古くから有名で実績のあるものが上位にくるようです。肉類では三重県「松坂牛」が人気です。農耕用を退役した雌牛が肉牛として売られるようになり、『全国肉用牛畜産博覧会』で名誉賞を受賞したのをきっかけに三重県松阪市では食肉牛の飼育が盛んになりました。ちなみに「特産松阪牛」の基準は900日以上肥育した但馬系黒毛和牛の雌ということになります。野菜豆類ではこれも有名な京都府「丹波黒大豆」です。黒大豆の発祥となった原産地は丹波篠山の川北という集落だそうです。丹波黒大豆が全国的に有名になったのは、この地域では年貢を黒大豆で納めたため、集落が協力して長年にわたる品種の改良を続けていったのが理由です。黒大豆には健康に役立つ成分がたくさん含まれていて、病気の予防にも効果があるそうで、こうした点もおいしさに加えて人気の秘密なのかもしれません。お米では高級品の誉れ高い新潟県「魚沼産コシヒカリ」です。新潟のコシヒカリといえば、おいしいお米の代名詞になっていますが、特に魚沼産はいいとされています。魚沼ではJA指導があって、品質向上のため魚沼米憲章というものがあるそうです。農薬、化学肥料の使用などについてのガイドラインを遵守し、更に土造りにも重点を置いて取り組んでいます。そして、最後に厳しい検査を通していいものだけを出荷します。こうした努力の上で「魚沼産コシヒカリ」のブランドをつくりあげているのです。最後にお菓子ですが、歴史ある長崎県「長崎カステラ」が相変わらずの人気です。カステラの歴史は古く、室町時代にポルトガル人が上陸した頃まで遡り、ここでカステラの製法を教えられたと言われています。以後、鎖国の時代になると長崎は日本で唯一の交易の場所になりましたから、さまざまな食材が集まり、江戸期を通じて、最も菓子作りが盛んに行われるようになったのです。カステラの持つ深い甘味が異国情緒豊かな味として支持されているのでしょう。